新築の網戸
新築に網戸が付いていないのは、手抜きではなく仕様です。
なぜ標準から外れているのか、いつ誰に頼めばよいのか、住宅の保証に影響しないのかを説明します。
結論:網戸の費用はこの範囲です
工事総額の目安
¥70,000〜125,000
商品代・工事費・出張費込み(1現場あたり)
お手元のお見積もりがこの範囲を超えている場合は、内訳のご確認をおすすめします。
新築網戸10・15・20枚の総額と工事の流れで、枚数別の総額、標準工事と追加条件を確認できます。
見積もりを無料でチェックする網戸の種類別・価格一覧
| 種類・仕様 | 商品代 | 工事費 | 参考総額 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 標準網戸(引違い) | ¥5,500〜15,000 | ¥4,000〜8,000 | ¥9,500〜23,000 | 卸価格。工事費(人工)は別途かかります |
| ロール網戸(縦引き) | ¥18,000〜30,000 | ¥5,000〜9,000 | ¥23,000〜39,000 | 玄関・勝手口向け。使わない時は収納できる |
| アコーディオン網戸 | ¥22,000〜38,000 | ¥6,000〜11,000 | ¥28,000〜49,000 | 大開口の掃き出し窓・玄関に対応 |
| 網の張り替えのみ | ¥1,500〜4,000 | ¥1,500〜3,000 | ¥3,000〜7,000 | 枠が使える場合。ペット対応網は割増 |
※上記は一般的な価格目安です。建物状況・仕様・地域により変動します。
工事費について工事費は人工(1現場あたり)で発生します。上の表は1枚あたりの目安で、実際のお見積もりは枚数・現場状況によって変わります。
なぜ新築に網戸が付いていないのか
「新築なのに網戸がない」と驚かれる方は少なくありません。手抜きでも不良でもなく、意図的に標準仕様から外されています。
理由は住宅の販売価格です。建売住宅は同じ地域の他社物件と価格で比較されるため、本体価格をできるだけ抑える必要があります。網戸は入居後でも取り付けられる設備なので、標準から外して「必要な方だけオプションで」という形にすると、その分だけ表示価格を下げられます。
同じ理由で標準から外されやすいのが、カーテンレール、テレビアンテナ、物干し、網戸の4点です。建売住宅ではこの組み合わせがよくあります。
注文住宅の場合は、契約内容によって扱いが分かれます。標準で含まれていることもあれば、オプション扱いのこともあります。
契約書のどこを見れば分かるか
網戸が含まれているかどうかは、次の書類で確認できます。
- 仕様書・仕上表 の建具またはサッシの項目
- 見積書の内訳 に「網戸」の行があるか
- 平面図・建具表 に網戸の記号があるか
「サッシ一式」とだけ書かれている場合は、網戸が含まれるかどうかは分かりません。営業担当に直接尋ねてください。口頭の回答だけでなく、書面かメールで残しておくと確実です。
確認するタイミングは、引き渡しの2か月前まで をおすすめします。ここで気づけば、複数の見積もりを比べる時間が取れます。
引き渡し前と引き渡し後、どちらで頼むか
網戸の取り付けは、引き渡し前でも後でも可能です。ただし段取りが変わります。
引き渡し前に頼む場合
利点:引き渡し当日から窓を開けられます。入居後の在宅対応が不要です。
注意点:建物の鍵はまだハウスメーカーが管理しています。採寸と工事のために建物へ入る許可を取る必要があり、日程の調整に時間がかかることがあります。
ハウスメーカーによっては、引き渡し前の他社施工を認めていない場合があります。まずは営業担当に確認してください。
引き渡し後に頼む場合
利点:鍵をご自身で管理しているため、日程を自由に決められます。
注意点:採寸から取り付けまで1週間から2週間かかります。引き渡し後に手配を始めると、その間は窓を開けられません。夏場は負担が大きくなります。
現実的な進め方
引き渡し前に採寸まで済ませ、引き渡し後すぐに取り付ける 形が、無理がなく確実です。
採寸だけであれば30分から1時間で終わるため、内覧会や施主検査の日に合わせられることもあります。この方法なら、引き渡しの数日後には網戸が付いた状態にできます。
誰に頼むか
新築の網戸を頼む先は、大きく分けて4つあります。
ハウスメーカー・工務店のオプション工事
契約時や引き渡し前の打ち合わせで案内されます。
窓口が一つで済み、住宅本体と同じ担当者とやり取りできます。引き渡し前の施工も調整しやすく、手間が最も少ない方法です。
一方で、実際に施工するのは下請けの専門業者です。販売会社の取り分が上乗せされるため、金額は高めになります。
販売会社が紹介するオプション工事会社
建売住宅では、販売会社と提携したオプション工事会社が案内されることがあります。網戸・カーテンレール・アンテナなどをまとめて扱う会社です。
ハウスメーカー経由より安いことが多いですが、紹介手数料が含まれる場合があります。
専門の施工会社に直接依頼
網戸やサッシまわりを専門に扱う会社に、直接依頼する方法です。
中間の取り分が発生しないため、金額は最も抑えられます。ただし、業者を自分で探す手間と、引き渡し前の施工についてハウスメーカーとの調整が必要になります。
自分で取り付ける
市販品を購入して自分で取り付ける方法です。1枚か2枚なら現実的ですが、1棟分となると採寸の手間と失敗のリスクがあります。
保証への影響
「別の業者に頼むと、住宅の保証が切れるのではないか」というご心配をいただくことがあります。
網戸の取り付けは、建物の構造や防水に手を加える工事ではありません。既存のサッシのレールに網戸を差し込むだけの作業です。このため、住宅本体の構造・雨漏りに関する保証に影響することは通常ありません。
ただし、契約内容によっては「引き渡し前の他社施工を認めない」という条項があることがあります。これは保証の問題ではなく、工事中の責任範囲の問題です。
心配な場合は、ハウスメーカーの営業担当に「網戸を他社で取り付けた場合、住宅の保証に影響はありますか」と確認してください。書面かメールで回答をもらっておくと確実です。
新築で必要な網戸の枚数
一般的な戸建て住宅で、網戸が必要な窓は 12枚から18枚 程度です。
窓の総数より少なくなるのは、次の窓に網戸を付けないためです。
- FIX窓(はめ殺し窓):開かないため不要です
- 勝手口・玄関のドア:専用の網戸(開き網戸・ロール網戸)になり、別の扱いになります
- 開けない前提の窓:階段の高所窓など
平面図があれば、必要な枚数はおおよそ数えられます。図面の写真を送っていただければ、こちらで確認してお伝えします。
網戸と一緒に検討されることが多い工事
網戸が標準から外れている住宅では、次の工事も同様に外れていることがよくあります。
- カーテンレール:入居初日から必要になります
- テレビアンテナ:地デジを見るために必要です
- 物干し(ホスクリーン):室内干しをする場合に必要です
- エアコン:夏冬の引き渡しでは優先度が上がります
これらをまとめて依頼すると、工事費を1回分に抑えられます。網戸だけを後から追加すると、もう一度1現場分の工事費がかかります。
引き渡し前に、何が標準に含まれていて何が含まれていないのかを一度整理しておくと、無駄な出費を防げます。
お見積もりの確認から承ります
ハウスメーカーや販売会社からお見積もりが出ている場合、その金額が妥当かどうかの確認だけでもご相談いただけます。
見積書の写真を送っていただければ、内訳の見方と、金額の位置づけをお伝えします。確認の結果、そのまま進めていただいて構いません。
図面をお持ちであれば、必要な網戸の枚数の確認も承ります。
新築でまとめて依頼される定番の組み合わせ
引き渡し前に一度で済ませる方が多い3点です。1回の訪問でまとめて施工できるため、別々に頼むより総額を抑えられます。
まとめてのご依頼は、1回のお見積もりで対応します。組み合わせに決まりはありませんので、必要なものだけお知らせください。
まとめて見積もりを相談する依頼先によって、総額は大きく変わります
ハウスメーカー・オプション工事会社・専門施工会社の実際の金額を、同じ条件で比較しています。