網戸・シャッター工事の業者比較
なぜ依頼先で価格が変わるのか
同じ商品・同じ工事でも、間に入る会社の数だけ費用が乗ります
ハウスメーカー
営業担当を通して下請けの施工店へ発注されます。窓口が一本化される安心感がある一方、中間マージンが上乗せされ、工期も引き渡し前の全体工程に左右されます。
オプション工事会社
新築オプションを専門に扱う会社です。ハウスメーカーより安くなりますが、施工を外注している場合はその分の費用が乗ります。
ホームセンター
仕入れの量が大きいため商品は安く調達できますが、工事は下請けへの取り次ぎです。訪問するのは下請けの工事会社で、見積もりにはホームセンター分の利益が乗ります。
卸+自社施工(当サイト運営元)
卸・商社として工事会社へ製品を販売する立場にあり、あわせて自社で施工も行います。仕入れと工事の両方を自社に持つため、中間の利益が発生しません。
網戸工事の比較
| 項目 | 当サイト | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|---|
| 基本セット | 77,000円(15枚まで一律) | 88,000円(15枚まで一律) | 88,000円〜(17枚まで一律) | 非公表(要見積) |
| 追加の網戸 | 5,500円/枚 | 5,500円/枚(16枚目〜) | 5,500円〜/枚(18枚目〜) | — |
| 開き網戸・縦ロール | 3,300円/窓 | 3,850円/窓 | 2,200円〜/窓 | — |
| 横引きロール網戸 | 5,500円/窓 | 7,700円/窓 | 4,400円〜/窓 | — |
条件の違いA社は網戸のみの単体工事の場合、物流諸経費が別途10,000円かかります。B社は「〜」付きの参考価格で、諸経費・現場調査費が別途発生します。C社はサイト上に価格の記載がありません。
15枚までの基本セット表示は当サイト77,000円、A社88,000円です。窓方式や別途費用の条件が異なるため、最終的な支払総額の差は同条件の見積もりでご確認ください。A社には単体工事時の物流諸経費10,000円の記載がありますが、税区分と適用条件は見積もり時の確認が必要です。
シャッター工事の比較
| 項目 | 当サイト | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|---|
| 腰高窓用(手動) | 99,000円 | 104,500円 | 77,000円〜 | 非公表(要見積) |
| 掃出し窓用(手動) | 115,500円 | 121,000円 | 88,000円〜 | 非公表(要見積) |
条件の違いB社は「〜」付きの参考価格です。エリアによる変動・足場代・特寸は別途料金となります。当社は税込・工事費込みの一律総額を表示しています。
A社より5,500円安い金額です。B社は最低価格からの表示のため、条件によって総額が変わります。
面格子工事の比較
| 項目 | 当サイト | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|---|
| 小(トイレ・玄関など) | 34,100円 | 39,600円 | — | 非公表(要見積) |
| 中(浴室・洗面所など) | 45,100円 | 50,600円 | — | 非公表(要見積) |
| 大(居室の腰高窓など) | 66,000円 | 71,500円 | — | 非公表(要見積) |
条件の違いB社は面格子の価格ページがなく、取り扱いを確認できませんでした。
全サイズでA社より5,500円安い金額です。
依頼先ごとの実情
ここから先は、当サイトの運営者が業界の内側で把握している商慣行の説明です。すべての会社に当てはまるものではなく、個別の事業者を指すものでもありません。 依頼先を検討するときの背景知識としてお読みください。
工務店の場合
商品を仕入れて工事をするという流れは、どの依頼先でも大きく変わりません。工務店も同じです。
ただし工務店の主軸は、多くの場合 大工工事 です。そこから派生して、さまざまな工事を習得していく会社が多く存在します。
網戸やシャッターは「サッシ」のジャンルにあたります。大工さんの主戦場である「木工事」とは、扱う部材も納まりの知識も離れています。そのため、近年の工務店は主戦場をリフォーム工事に移す傾向が見られます。
背景には、次の項で述べる web系の工事会社の増加 があります。webでの集客を持たない工務店は、地域密着で不動産会社とのつながりから仕事を受ける形になりがちです。結果として問い合わせの量そのものが減り、仕入れの量も web 中心の会社と比べて少なくなります。
仕入れ量が少なければ、単価は上がります。これが施工価格に反映されている面は否めません。
web系の工事会社
10年ほど前から増加し、現在では どこに頼めば安く良質な工事を依頼できるのか分からなくなるほど の数のオプション工事会社が、web で集客を行っています。
その大半は、新築戸建てのオプション工事を主力としています。端的に言えば、どこへ依頼しても内容そのものは大きく変わりません。 使う製品も、工事の手順も、業界内でほぼ共通しています。
違いが出るのは、価格と工期 です。希望する金額と日程に対応できるかどうか。実質的にはその点の比較になります。品質にも大きな差はありません。
このため、比較の軸は「どこが優れているか」ではなく「自分の条件に合うか」に置いたほうが、判断しやすくなります。
不動産会社が紹介する工事会社
新築や中古の物件を購入すると、不動産会社から工事会社を紹介されることがあります。
このとき、不動産会社は工事会社から紹介料を受け取る のが一般的な商慣行です。紹介を受けた工事会社は、その紹介料の分をお見積もりに反映させます。
当サイトの運営者が把握している範囲では、上乗せの幅はおおむね15%から20%程度 です。ただしこの割合は会社によって異なり、すべての紹介がこの水準というわけではありません。
ここで確認しておきたいのは、上乗せ分が製品や工事の内容に反映されるわけではない という点です。同じメーカーの同じ製品を、同じ手順で取り付ける工事であれば、仕上がりは変わりません。上乗せは紹介という行為に対する費用です。
紹介そのものに価値がないという意味ではありません。信頼できる会社を探す手間が省ける ことに価値を感じる方はいます。物件の購入手続きと並行して業者を探すのは、実際に負担の大きい作業です。
判断の材料として、次の2つを知っておいてください。
- 紹介された工事会社を使わなければならない義務はありません
- 相見積もりを取ること自体は、購入手続きに影響しません
ホームセンターの場合
ホームセンターは、製品を仕入れて販売したのち、工事は下請けの工事会社へ依頼する形が一般的です。
お客様のお宅を訪問し、採寸や打ち合わせを行うのは、この下請けの工事会社です。ただし訪問の際は ホームセンターの名刺を携え、ホームセンターの窓口として 営業活動を行います。お見積もりも、ホームセンター分の利益を含んだ金額で作成されます。
このため、同じ工事会社へ直接依頼できれば、その利益分は安くなります。
ただし、これはホームセンターが不当に高いという話ではありません。製品の仕入れ額そのものでは、工事会社はホームセンターに勝てません。 扱う量が桁違いに大きいためです。
- 製品の仕入れ値 — ホームセンターのほうが安く仕入れられる
- 工事の取り分 — 直接依頼のほうが中間の利益が乗らない
この2つが相殺し合うため、総額でどちらが安くなるかは、工事の内容と数量によって変わります。 商品代の比重が大きい工事ならホームセンター、工事費の比重が大きい工事なら直接依頼が有利になりやすい、という傾向があります。
この構造があるからこそ、ホームセンターと工事会社の座組が成立しています。どちらか一方が優れているというものではありません。
判断の材料として、次を確認してください。
- 見積もりが商品代と工事費に分かれているか
- 工事の保証が付くか。その保証の主体はホームセンターか、施工した工事会社か
- 工事後に不具合があった場合の連絡先はどこか
窓口がホームセンター、施工が下請けという構造では、不具合が起きたときの連絡経路が一段増えます。 商品の保証は付いていても、施工に対する保証が付かない場合があるため、契約前に確認しておいてください。
何を基準に選ぶか
上記を踏まえると、比較の観点は次の3つに整理できます。
| 観点 | 見るところ |
|---|---|
| 金額 | 総額表示か。諸経費・出張費が別途でないか |
| 工期 | 希望日に間に合うか。製品の手配にかかる日数を含めて答えられるか |
| 対応 | 現地調査をするか。内訳を説明できるか。保証の範囲を明示するか |
品質そのものに大きな差が出にくい業界である以上、価格と、条件に合わせられるかどうかが実質的な判断基準 になります。
相見積もりの取り方
複数社から見積もりを取る場合、次の点をそろえておくと比較できる形になります。
- 同じ条件で依頼する — 枚数、サイズ、仕様を同じにしないと金額を比べられません
- 総額を聞く — 「工事費込みですか」「諸経費は別途かかりますか」を必ず確認します
- 内訳を出してもらう — 商品代と工事費が分かれていれば、どこに差があるか分かります
- 保証を確認する — 期間と対象範囲。取り付け後の調整が有償か無償かで、数年間の総支出は変わります
「一式」でまとめられた見積もりは比較できません。分けてほしいと伝えれば、通常の会社であれば対応します。
当サイトの立場
当サイトを運営しているのは、上記で説明した会社のうちの一社です。中立の第三者ではありません。この点は先にお伝えしておきます。
そのうえで、当社がどういう立場にあるのかを説明します。
当社は 卸・商社 として、法人の工事会社さまへ製品を販売しています。座組としては、前述したホームセンターとビジネスモデルが酷似しています。仕入れの量をまとめることで、製品を安く調達する立場 です。
違いは一点だけです。当社自身が工事能力を持っている ことです。
ホームセンターは、仕入れは強くても施工は下請けに出します。工事会社は、施工はできても仕入れの量でホームセンターには及びません。
当社はこの両方を自社に持っています。仕入れから工事までを一貫して自社で行える ため、製品の仕入れでも、工事の取り分でも、中間の利益が発生しません。
これが、当サイトが同じ工事内容でも金額を抑えられる理由です。特別な値引きをしているわけでも、品質を落としているわけでもありません。座組が違うだけです。
実際にどれだけ差が出るのかは、このページ上部の比較表でご確認いただけます。調査した時点と出典も記載しています。
比較表には、運営者の金額も他社と同じ条件で並べています。運営者を有利に見せるために条件を変えたり、都合の悪い項目を外したりはしていません。
金額で選ぶ理由があるなら、当サイトへご相談ください。他社にお決めになっている場合でも、その内容についてのアドバイスは可能です。お見積書の確認だけのご相談でも構いません。