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面格子と防犯

最終更新:2026年8月24日

面格子が防げること、防げないこと。防犯性を左右するのは、格子の強度より取り付け方式です。
外から外されない構造かどうかの確認方法をまとめました。

結論:面格子の費用はこの範囲です

商品代の目安

¥30,000〜70,000

1箇所あたり/工事費(人工)は別途

お手元のお見積もりがこの範囲を超えている場合は、内訳のご確認をおすすめします。

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面格子の種類別・価格一覧

種類・仕様 商品代 工事費 参考総額 特徴
面格子(縦格子) ¥20,000〜45,000 ¥10,000〜25,000 ¥30,000〜70,000 サイズ・デザインで変動
面格子(可動ルーバー) ¥35,000〜70,000 ¥12,000〜28,000 ¥47,000〜98,000 採光・通風を調整できる

※上記は一般的な価格目安です。建物状況・仕様・地域により変動します。

工事費について工事費は人工(1現場あたり)で発生します。上の表は1箇所あたりの目安で、実際のお見積もりは枚数・現場状況によって変わります。

侵入は窓から起きる

住宅への侵入は、玄関よりも窓からのほうが多いとされています。特に一戸建てでは、窓が侵入経路の中心です。

侵入者が選ぶのは、人目につかず、短時間で入れる窓 です。具体的には次のような窓です。

  • 道路や隣家から見えない位置にある窓
  • 塀や物置、植栽に隠れる窓
  • 浴室・トイレ・洗面所など、常に人がいない部屋の窓
  • 換気のために開けたままにしている窓

面格子を付ける優先順位は、この条件に当てはまる窓から決めてください。すべての窓に付ける必要はありません。

面格子が防ぐもの、防がないもの

防げること

窓からの人の侵入 を防ぎます。ガラスを割っても、格子があれば体が通りません。

開けたままの窓を守れます。 浴室の窓を換気のために開けておく、といった使い方でも、侵入経路にはなりません。ここがシャッターやカーテンとの決定的な違いです。

防げないこと

ガラスの破損そのもの は防げません。台風の飛来物でガラスが割れるのは、面格子があっても同じです。

手を入れての物色 も、格子の隙間によっては起こり得ます。窓際に貴重品を置かないことは、面格子の有無に関わらず基本です。

プロの工具による切断 には限界があります。時間はかかりますが、絶対に破られないわけではありません。

面格子の防犯性を左右する3つの要素

1. 取り付け方式

最も重要な要素です。

面格子は、外側からビスで固定されている場合、そのビスを外せば格子ごと取り外せます。

これを防ぐため、防犯を意識した製品では次の対策が取られています。

  • ワンウェイビス(片ネジ) — 締める方向にしか回らない特殊なネジ。ドライバーで緩められません
  • ビス頭の破断構造 — 締めきるとネジの頭が折れ、工具をかけられなくなります
  • 内部からの固定 — 室内側から固定し、外側にビスを見せない構造

見積もりの段階で、「外から外されない構造ですか」 と尋ねてください。答えられない業者、通常のビスで留めるだけの業者は、防犯目的には向きません。

2. 格子の強度

格子の太さ、本数、材質で変わります。

仕様こじ開けへの耐性
細いアルミ格子・本数少低い。バールでこじ開けられる余地がある
標準的なアルミ格子中程度
アルミ+スチール芯高い。格子内に鋼材が通っている
ステンレス製高い。切断に時間がかかる

見た目が同じでも、中身が違えば耐性は変わります。カタログで格子の断面と材質を確認してください。

3. 枠の固定強度

格子自体が丈夫でも、取り付けている枠が外壁から外れれば意味がありません。

外壁の下地に確実に固定されているか が要点です。外壁材だけに留めている場合、力をかけると下地ごと引き剥がされます。

「下地の補強が必要」と業者から言われた場合、それは正当な指摘であることが多くあります。なぜ必要なのかを聞いたうえで判断してください。

CPマークという基準

CPマーク は、官民合同会議が定めた「防犯性能の高い建物部品」に登録された製品に表示されるものです。

この試験では、侵入までに5分以上かかること が確認されています。侵入者の多くは5分以内に侵入できないと諦めるとされており、これが一つの判断基準になります。

面格子にもCP認定を受けた製品があります。防犯を主目的にする場合は、この認定の有無を確認する価値があります。

ただしCP認定品は価格が上がります。すべての窓をCP認定品にするより、最も危険な窓だけをCP認定品にし、他は標準品にする ほうが、予算配分としては合理的です。

面格子・シャッター・防犯フィルムの比較

窓の防犯対策は面格子だけではありません。目的によって適したものが変わります。

面格子シャッター防犯フィルム
開けたまま使える○×○
侵入防止○○(閉時のみ)△(時間稼ぎ)
採光○×(閉時)○
通風○×(閉時)○
飛来物からガラスを守る×○△
遮光・防音×○×
外観の変化ありありほぼなし
費用(1箇所)安い高い中程度

浴室・トイレの小窓 — 面格子が最適です。開けたまま換気でき、常時防犯効果があります。

リビングの掃き出し窓 — 面格子は出入りを妨げるため付けられません。シャッターか防犯フィルムになります。

寝室の腰高窓 — 通風を残したいなら面格子、遮光も欲しいならシャッターです。

外観を変えたくない場合 — 防犯フィルムが選択肢になります。ただし侵入を防ぐのではなく、時間を稼ぐ対策です。

2階の窓は必要か

2階だから安全、とは言い切れません。

侵入経路になり得るのは、次のような2階の窓です。

  • 物置、カーポート、エアコンの室外機の上から手が届く窓
  • 隣家の屋根やベランダから移動できる窓
  • 雨樋や電柱の近くにある窓

逆に、足場になるものが何もない2階の窓は、優先度が下がります。

横格子は2階に向きません。 格子に足をかけて登れる形状のため、かえって上階への足場を提供することになります。2階に付けるなら縦格子かヒシクロスを選んでください。

面格子だけに頼らない

面格子は有効な対策ですが、単独で完結するものではありません。次と組み合わせることで効果が上がります。

  • 窓を閉めて施錠する習慣 — 面格子があっても、施錠は基本です
  • 補助錠 — クレセント(窓の鍵)に加えて、上下に補助錠を追加します
  • 人感センサーライト — 人目につかない場所を照らします
  • 砂利 — 歩くと音が出る防犯砂利は、裏手の通路に有効です
  • 見通しの確保 — 塀や植栽で死角を作らないこと

侵入者が嫌うのは「時間」「音」「人目」です。面格子は時間を、砂利は音を、ライトと見通しは人目を担当します。

保証

当社では、取り付け後 3年間の施工保証 をお付けしています。施工に起因する不具合が対象です。

自然災害によるものや、経年劣化によるものは対象外となります。

ご相談

どの窓に付けるべきか迷われている場合、間取りと窓の位置関係を伺えばご提案できます。図面の写真を送っていただくだけでも構いません。

現地調査は無料です。周囲の状況を見たうえで、優先度の高い窓をお伝えします。すべての窓に付けることをおすすめすることはありません。

防犯対策としてまとめて依頼される組み合わせ

侵入経路の大半は窓です。窓まわりを一度に対策すると、弱い箇所を残さずに済みます。

まとめてのご依頼は、1回のお見積もりで対応します。組み合わせに決まりはありませんので、必要なものだけお知らせください。

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