シャッターの後付け
すでに建っている住宅でも、外付けシャッターならほとんどの場合で取り付けられます。
可否を分ける4つの条件と、現地調査で確認する点をまとめました。
結論:シャッターの費用はこの範囲です
商品代の目安
¥80,000〜180,000
1台あたり/工事費(人工)は別途
お手元のお見積もりがこの範囲を超えている場合は、内訳のご確認をおすすめします。
見積もりを無料でチェックするシャッターの種類別・価格一覧
| 種類・仕様 | 商品代 | 工事費 | 参考総額 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 手動シャッター | ¥60,000〜130,000 | ¥20,000〜50,000 | ¥80,000〜180,000 | 窓サイズ・仕様で変動 |
| 電動シャッター | ¥130,000〜220,000 | ¥30,000〜70,000 | ¥160,000〜290,000 | リモコン操作。配線工事が必要 |
※上記は一般的な価格目安です。建物状況・仕様・地域により変動します。
工事費について工事費は人工(1現場あたり)で発生します。上の表は1台あたりの目安で、実際のお見積もりは枚数・現場状況によって変わります。
後付けはほとんどの住宅で可能
すでに建っている住宅にシャッターを付けたい、という相談は多くいただきます。結論から言えば、外付けシャッターであれば、ほとんどの住宅で取り付けられます。
窓のサッシを交換する必要はありません。既存の窓はそのままに、その外側にシャッターボックスとレールを取り付ける工事です。
ただし、いくつか条件があります。現地を確認しないと確実なことは言えないため、まず何を見ているのかを説明します。
取り付けの可否を分ける4つの条件
1. 窓の上のスペース
最も多い制約がこれです。
シャッターを巻き取るボックスを、窓の上端に取り付けます。標準的な製品で 15cmから25cm の高さが必要です。
窓の上端から軒や庇(ひさし)までの距離が足りないと、標準のボックスが納まりません。
対応策はあります。
- 薄型のシャッターボックス を使う(有効な高さを10〜15cm程度まで下げられる製品があります)
- ボックスを窓枠の少し外側にずらして取り付ける
- 窓の内側に納まる納まりに変更する
窓のすぐ上が軒天になっている場合や、2階の窓で庇が近い場合は、現地で採寸しないと判断できません。
2. 窓の左右のレール幅
シャッターは左右のレールに沿って上下します。このレールを取り付ける幅が、窓の両側にそれぞれ 5cmから8cm程度 必要です。
出隅(建物の角)に近い窓や、隣の窓と接近している窓では、この幅が取れないことがあります。
3. 外壁の下地
シャッターは、レールとボックスを外壁にビスで固定します。外壁材の裏に、荷重を受けられる下地(柱・間柱)があることが前提です。
一般的な木造住宅では問題になりませんが、次の場合は確認が必要です。
- ALCパネル(軽量気泡コンクリート)の外壁 — 専用のアンカーが必要です
- タイル貼り の外壁 — タイルを割らずに固定する必要があります
- 金属サイディング — 下地の位置を正確に把握する必要があります
下地が弱い場合は補強が必要になり、費用が加算されます。
4. 干渉物
窓の周囲に次のものがあると、そのままでは取り付けられません。
- 雨樋(縦樋)
- エアコンの配管・室外機
- 給湯器
- 換気扇のフード
- 物干し金物
- 電気・ガスのメーター
移設できるものは移設し、できないものは納まりを調整します。移設が必要な場合は、その費用も見積もりに入れてもらってください。
雨戸からシャッターへの交換
古い住宅では、シャッターではなく 雨戸 が付いていることがあります。横にスライドさせて、戸袋に収納するタイプです。
雨戸からシャッターへの交換は可能です。むしろ、次の理由で条件が良いことが多くあります。
- 既存の戸袋を撤去すると、窓の左右にスペースが生まれる
- 雨戸のレールを支えていた下地が、そのまま使えることがある
- 戸袋がなくなるぶん、外観がすっきりする
ただし、戸袋を撤去した跡の外壁補修が必要になります。この補修費が見積もりに含まれているかを確認してください。
雨戸の開け閉めが負担になってきた、という理由でのご相談は多くいただきます。シャッターは上下の操作なので、横に引く雨戸より軽い力で扱えます。
面格子が付いている窓
浴室やトイレの窓に面格子が付いている場合、シャッターと同時には設置できません。面格子を撤去してシャッターに替えるか、面格子のまま残すかを選ぶことになります。
防犯目的であれば、面格子でも一定の効果があります。シャッターに替えるかどうかは、遮光・防音・台風対策も必要かどうかで判断してください。
工事の流れ
1. お問い合わせ
窓の位置(1階/2階)、おおよそのサイズ、目的を伺います。窓まわりの写真があると、可能性の高さをお伝えしやすくなります。
2. 現地調査
上に挙げた4条件を確認します。所要時間は1時間程度です。
この段階で「取り付けできない」という結論になることもあります。その場合は理由をご説明します。無理に工事を進めることはしません。
3. お見積もり
商品代・工事費・付帯工事・諸経費を分けてお出しします。足場が必要かどうか、電気工事が必要かどうかもこの時点で確定します。
4. 発注・製作
窓のサイズに合わせて製作します。1週間から3週間が目安です。
5. 取り付け工事
1台あたり半日から1日が目安です。作業は次の順です。
1. 既存物(雨戸・面格子など)の撤去
2. 下地の位置確認
3. シャッターボックスの取り付け
4. 左右レールの取り付け
5. シャッター本体の設置と調整
6. 開口部まわりのコーキング(防水処理)
7. 開閉の動作確認
電動の場合は、ここに電気工事が加わります。
6. 動作確認
開閉を一緒に確認していただきます。電動の場合は、リモコンの操作方法と、停電時の手動開閉の方法をご説明します。
工事当日の注意点
- 作業は外側から行います。 室内での作業は最小限です
- 窓の外側に1.5m程度の作業スペース が必要です。植木鉢や自転車は移動をお願いします
- エアコンの室外機 が近い場合、一時的な移動が必要になることがあります
- 音が出ます。 ビスの打ち込みと既存物の撤去で騒音が出るため、ご近所へは事前にご挨拶します
賃貸・マンションの場合
賃貸住宅 では、大家または管理会社の許可が必要です。外壁に穴を開ける工事のため、原状回復の対象になります。
分譲マンション では、窓とバルコニーは共用部分にあたることがほとんどです。管理規約で外観の変更が禁止されている場合、シャッターの設置はできません。
管理組合への申請が必要になるため、まず管理規約を確認してください。
現地調査は無料です
後付けができるかどうかは、写真だけでは確実な判断ができません。窓の上のスペース、下地の状況、干渉物の有無を実際に見る必要があります。
現地調査とお見積もりまでは費用をいただいていません。調査の結果、取り付けが難しいという結論になった場合も、費用は発生しません。
窓まわりの写真を送っていただければ、現地調査の前に可能性の高さをお伝えできます。
防犯対策としてまとめて依頼される組み合わせ
侵入経路の大半は窓です。窓まわりを一度に対策すると、弱い箇所を残さずに済みます。
まとめてのご依頼は、1回のお見積もりで対応します。組み合わせに決まりはありませんので、必要なものだけお知らせください。
まとめて見積もりを相談する依頼先によって、総額は大きく変わります
ハウスメーカー・オプション工事会社・専門施工会社の実際の金額を、同じ条件で比較しています。